9歳小型犬⭐僧帽弁閉鎖不全症▷手術という選択肢

前回はこちら→ 9さいの小型犬、心臓病がみつかりました《その後》

僧帽弁閉鎖不全症(以下MR)と診断されてから7か月後

1段階、症状が進み

5段階あるステージの上から2番目に悪い

ステージCの説明を受けました

その先にある予後が短いことを悟ったうららん

心は一気に外科手術へと向かったその後のお話です

目次

寿命の話

日頃からこの子たちの
最期はどんな風になるのかな
なんて話をしていました

みんなするよね??(しないのかな?)

おにいが11歳
おねえが9歳
みろがもうすぐ4歳

順番でいえばおにいです

犬の平均寿命を見てみましょう

【小型犬(超小型犬)】平均寿命推移

【年】【超小型犬】【小型犬】
2017年15.01歳14.66歳
2018年15.01歳13.91歳
2019年15.20歳13.99歳
2020年15.19歳13.97歳
2021年15.30歳14.05歳
【参照元】一般社団法人 日本ペットフード協会「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」

チワワとヨーキーは超小型犬に属するそうなので
この表でいうと
平均寿命は15.3歳ということですね

わが家では、

『走るの遅くなったね』
『白髪増えたね』
『ごはん食べるのおそくなったね』

など年相応の変化から

『いつ頃まで負担なくお出かけできるのかしら』
『介護する時がくるんだろうね』
『看取る時まで自分たちも元気でいないとね』
『寂しいけど寿命を全うできたらいいね』


など、もう数年先にはくるであろう
わんずの晩年の過ごし方を想像してみたりします
(2人ともわんこの最期の看取り経験はありません)

キャンピングカー購入に至ったのも

ペット達があっという間に歳を重ねていくから
迷うなら早く買おうぜ!ってところが多分にありました

近年予定している北海道旅、元気なうちに連れて行きたいのです

ぱぱとはこんな感じで
いつかくる終末期は想像しているはずでした

でも昨年みろが3歳半で腎臓病となって
虹の橋にわたるのは順番じゃないのかも。と気付いたのがひとつ

もうひとつは

突然事故にあってしまう とか
重い病になってしまう  とか

そんなケースは想像していなかった

つまり

普通に年をとって
普通の寿命がきて
虹の橋を渡る

想定していた未来はお気楽なもので甘かった

と気付きました

皮膚病はあったけど
命にかかわる事態を綱渡りのように
怯えながら生活するなんて
想像もしていなかった


ぐっと『愛犬の死』が身にせまった今思うこと

それは

全うできるであろう寿命は守ってあげたい

あるじ達が納得できる犬生猫生を
過ごさせてあげたい
...

うららんは人の死が身近にある仕事をしていた時期がありました。肺の病気で苦しむ方をお支えしたこともあります。呼吸が苦しくて亡くなるという壮絶さは、リアルに想像ができました

犬の僧帽弁閉鎖不全症は血液が逆流するので
進行すると肺に血液がたまり負担がかかり
肺の中に水がたまる状態になります

最終ステージはこうなります

こちら僧帽弁閉鎖不全症と診断されたときに
担当医よりいただいた冊子です

https://vetmedin.jp/vetmedin/useful/


きっとみているこちらも辛すぎることでしょう...



重度の心不全は回避できるかもしれない

でも手術することによって

術中に死ぬかもしれない
後遺症が残るかもしれない
寿命を縮めることになるかもしれない...

わんこ達は選択できません

そう

決めるのは私

飼い主のエゴなのか

いや、エゴだってなんだっていい

穏やかに寿命を全うしてもらいたい

(様々な選択はあるでしょう、とはいえ)

かわいいわが子ですもの
誰しもそう思われるのではないでしょうか

うららんはそう思ったのでした

手術となれば高額な治療費も気になるところですが

現実的な話(💴)は一旦さておき
自分たちが納得してお願いできる病院を探すことが

喫緊の課題となりました

突然のハプニング

  • ステージが進んでしまったこと
  • 紹介状をお願いしたこと

ぱぱどのに電話で報告した
声を詰まらせ話す様子に
彼も察したのでしょう

手術という選択肢がある以上は
チャレンジしよう

なぜか二人とも迷いはありませんでした

紹介状をお願いいして、次なる病院を探すこと以外に
今後の日常生活についても確認しあう

現時点で状態は悪いこと
興奮させない
お散歩禁止とする(運動させない)
お出かけもかなりの負担であること

これらを踏まえて

2月に予定していた毎年恒例〝軽井沢への冬旅〟をキャンセルした

にゃんこはイケイケ
わんこガクブル

※スウィートグラスにて

みろが復活して旅行ができるようになって楽しみにしていたのだが
そんなこともいっていられない

そして、仕事や日常に追われながら合間に病院を調べ始める

ホームドクターからご紹介の病院(愛知県)
ググってヒットした病院(横浜市)
知り合いから勧められた病院(兵庫県)

この3つの病院のホームページやらGoogle口コミを覗きだした頃

とんだハプニングが発生する!!

朝、ぱぱどのが出勤準備をしていた時

ぱぱに近づこうとソファの一番てっぺんに登って
そこから落ちたというのだ😱

時間に追われていたぱぱどの

『おねえが落ちてぐきっってなった!』
見てあげて-!と言葉を残し出勤する...🥲

右足けんけんしながら歩いているおねえわん🐶

小さいころからパテラ(膝の脱臼)は指摘されていた

たまに膝を外して自分で直す仕草もあったが、それもこの数年一度も出現したことはなかった

外れてしまったかも。という思いで一晩様子を見たが、翌日もケンケンしている

これはおかしい...動物病院へ受診すると、
いつもの担当医が、一旦お預かりして検査しますとおねえを連れて行った

その際、病院は決まりましたかと問われます。

『まだなんですが、口コミみたら...😰』

とご紹介いただいた病院の話をすると
先生も同じことを感じたらしく

『私もあれからチェックしたんですがこれはうららんさんそう思うだろうなと思いました』と苦笑い🥲

そんな風に共感してくれるからとても癒される...✨

まだ調べ切れていないけど現時点では横浜(口コミが良さげな方)へ受診してみようかと思っていると伝える

わかりましたと一旦終了
膝の診断へと話は戻り

おねえは預けて、午後にお迎えとなった

そして午後。検査の結果...

大変なことになってしまっていたのだった😥

前十字じん帯、断裂していました

前十字靭帯断裂とは、太ももの骨(大腿骨)と、すねの骨(脛骨)を繋ぐ十字靭帯(骨と骨をつなぐバンドのことで2本あるため十字靭帯と呼ばれています)のうち、前十字靭帯が断裂してしまう疾病です。前十字靭帯は大腿骨に対して脛骨が前に飛び出さないように、ストッパーとして制限する働きがありますが、断裂することでその機能を果たすことができないようになり膝関節が不安定となり力が入らなくなります。また同時に内側半月板という大腿骨と脛骨の間のクッションも損傷する事が多く痛みを生じ歩行に異常をきたします。

断裂...

一度断裂をすると自然治癒はしません

心臓が悪いので積極的な治療ができない...

最悪な結果になってしまった。

そしてうららんにとっても辛いことに

パテラのプロである院長先生が登場(笑)

とても信用できる先生であることはゆるぎなく、その院長がしっかり目を光らせて統率している病院であることも肌で感じている。。。

いつだって、安心して治療がうけられる

そんな信頼できる病院であるのですが

久しぶりにお会いした院長に苦い思い出が走る…
(膿皮症の時に心が折れた経験あり笑)

開口早々

やはり怒られる🤣(笑)

以前からパテラもお伝えしていましたし、そのような環境において転倒して断裂させたということはおおいに飼い主として反省していただきたい…とかなんとか…うんぬんかんぬん…

凹んでいる心にさらに痛みが走る...

そこから数分、頭フリーズ🙃😵(笑)

逃げ出したい衝動に駆られながらも
そんなこと言っていられないおねえの病状...

歯を食いしばって話を聞く(大げさな)

レントゲンの説明を聞いて装具の治療がいいとのこと。
よければこのまま採寸しますがと聞かれ
全てお任せしますとお願いする


心臓手術の病院について

そして話はMRに及び(院長とははじめての心臓病の会話)
フリーズ中だったうららんの頭も少し戻ってきた🥲

凹んだ心も取り戻して、と

過ぎたことは仕方ない! 気を取り直し

院長先生とのお話に挑む(`・ω・´) (いどむってほどじゃないでしょw)

手術という積極的な治療をご検討だということで、私どももできるだけサポートさせていただきたいと思っています。

と暖かいお言葉✨

そして病院の話に。

こちらからは

3つ視野にある
まだ調べ切れていない
ご紹介いただいた病院の口コミがきになっているところ

と正直に話した

私の話を聞いたうえで院長先生は堰を切った…

  • 一つは心臓手術はやっていないのではと自らHPを確認してくださる
  • 遠い病院へ通うリスク
  • 近いという利点
  • 当院がご紹介する病院はMR手術の始まりだということ
  • そちらの先生は素晴らしい治療成績だということ
  • 紹介した3件を全て成功させている

こちらの検討している案を尊重していただきながらも
自信をもって勧められる病院だという説明に

うららんは素直に納得できたし
院長先生が太鼓判を押す愛知の先生に、ぜひお会いしてみたいと思いました

うららん

先生がそこまでおっしゃっていただくならまずそちらに行きます。
受診してみて決めてもいいんですよね??

 (後で怒られないように)念を押す🙃(笑)

せんせい

もちろんいいですよ


ご快諾いただいたので

その病院あてへの紹介状をその場でお願いしました。

素人ながら生意気だと思うが

こんな大変な手術をお願いするのだ

しっかり自分で選択して
お任せできる!と思える先生でないと

大事な子を預けられないし一生後悔するだろう

あたち満身創痍だって

いつもの担当の女性医師にも
いまこの子は『満身創痍』の状態なのでお気を付けくださいねと言われました

なるほど…

確かに『ま・ん・し・ん・そ・う・い』

見た目にはあまりわからないが
心臓が悪いというのは徐々に進行したとはいえ
わんこにとっても違和感を感じているだろう

その上に右膝が痛くて地面に足を着けず
ケンケンして満足に歩けないし走れない

ストレスだろうに..

この状態が続けば左足の靭帯も悪くなったり
関節炎を起こしたりするらしい

膿皮症MR靭帯断裂

大変な事態なのだが

この小さな身体で『まんしんそうい』という言葉が

妙にかわいくて おねえごめん!

かわいくてかわいくて...🧡(笑)

うちの姫はどんな状態だろうと


ひょうきんでかわいくて仕方ないのだ🥰🧡

さて話が終わると、採寸を終えたおねえわん🐶がスタッフと担当医に連れられてきた

右足にぐるぐる巻きに包帯が巻かれている...
首元にはエリザベスカラー...

連れてこられた瞬間

(おねえ)『か、かわいい~!』

思わず爆笑してしまった(笑)

ぐるぐる巻きの包帯もカラーも全てピンク(⋈◍>◡<◍)。✧♡

スタッフと先生、口を揃えて

『ピンクで仕上げておきました~‼』だって🥰(笑)

なんといい病院なのであろうか。

満身創痍ではありますが、幸せなひとこまでございました☺

いつもブログを読んでくれてありがとうございます✨

『手術』という言葉が頭に浮かんでから
一気にそれに向かっていくわが家...

次回、手術決定編へ 
続きはこちら→9歳小型犬☆僧帽弁閉鎖不全症 手術がきまりました

よろしければまたお付き合いくださいませ❤

それでは、またねっ♪

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この記事を書いた人

人生初猫となるみろの飼い主
アラフィフとなるまで
猫との接点はない人生だったが
一緒に暮らすようになって
猫の素晴らしさを知り人生がより豊かになる
『いまこの瞬間』を生きるお猫様を尊敬し
感謝する日々

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