9歳小型犬、心臓病がみつかりました①👉🏻発覚の経緯&初期症状

その日は突然にきた

今年9歳になるよーぷー『おねえ』
元気いっぱいの小さな小さなわが家の紅一点

皮膚病で病院はずっと通っていたのだが

いつも騒がしくて
いつもわちゃわちゃしていて
いつもごはんもりもり食べて

これっぽちも心臓が悪いなんて

気付かなかったんだ

いや

気付けなかったんだ

目次

皮膚治療に専念していた

から気付けなかったと言い訳するつもりはない

3歳ごろから皮膚に湿疹ができる『膿皮症』という症状が出ていた。行った病院は合計4か所。なぜこんなにもはしごしたかというと。

1か所目は、今の地に引っ越す前に行っっていた病院で、実家に近くて、赤ちゃんの時から通っていた病院。その事初めて症状が出て、1カ月ほど薬を飲んだ。膿皮症という診断も知らず。薬を飲み切って、皮膚もきれいになって、薬飲み切りで治療は終了した。(まだ症状は軽かった)

2か所目は、引っ越した後のかかりつけの病院。(現在、心臓病はこちらでお世話になっている)最初は抗生剤とステロイドだったか…よく覚えていないが、対症療法で終了。数年にわたり数回通うが、こちらの先生、大変優秀で信頼しているのだけれど、当初提案された治療方針のひとつに、寝具も悪い。絶対に一緒に寝てはいけない。とおっしゃられて...そこまでしなくてはいけないの?じゃぁ常にケージに入れておかなきゃならないの?と、私は心が折れて、足が遠のいてしまった。先生の治したいという愛あるお言葉なのだろうが、言葉の端々に厳しさを感じてしまって。これは先生と飼い主との相性だろうと思う。そして根本治療と対症療法とありますが、どちらにされますか?と問われ、(僕の言うこと聞きますか?聞きませんか?に聞こえる)対症療法でとお願いしてしまう。(それが一時しのぎだとはわかっているが)

3か所目は、みろの病院。(この病院はみろと出会ったペットショップ近くにあり、ベビみろを見てもらっていた先生)ペットショップの案内でおススメされたので、みろだけずっとこちらでお世話になっている。みろを受診するついでと言ってはなんだが、おねえを診ていただいたことがある。そちらでは、アポキルとシャンプー、保湿剤をいただいた。シャンプーで様子見ていってくださいと言われる。こちらも対症療法でしかなさそう。

初めて症状が出てから、徐々に湿疹は増え、頻度も間隔も狭まってきたのが6~7歳ごろ。これまでには、ご飯や添加物も悪いのかも。と、犬の食育の勉強会にも通い、そこで提唱されていた手作り食も続けていた。このセミナーでは、水分と適度な運動で新陳代謝を良くすると習ったので、食事では水分を多くとるように、散歩ではしっかり運動するようにと、自分なりに実践していた。走るのが大好きな子達なので、過度だったかもしれないがやれることはやったように思う。終盤はシャンプーも2日置きにしたりと、私も体力精神力がもう限界になった。

ついに県を飛び出して、皮膚の専門病院の門をたたいた。4か所目だ。高額な治療も覚悟して臨んだ。結果は、1カ月で『えっ??』というくらいに綺麗に。久しぶりの皮膚の感触だった。だが、そううまくは行かない。先生『この子はきっと難治性です。』と治療初期におっしゃった通り、減薬に入ったとたん、急激に悪化する。先生も驚くほどの悪化だった。

詳しいことは長くなるのでこの辺りで止めておきますが、こちらには1年ほど通いました。

このように病院には幾度も行っていて、採血もしていたので、大丈夫だと思っていたんです。そうしたら、急に宣告される日がきたのでした。

皮膚科のセカンドオピニオンの病院で

皮膚治療していた4か所目の病院に、片道2時間かけて通って1年がたった頃。(A病院とする)症状は小康状態。薬代も高額。最初は検査も必要だし治療代がかかるのは納得している。ただ治療方針が定まって治療費も落ち着いてくるかと思っていたら、なかなかそうはならない。こちらの病院は基本投薬治療なので、つまり減薬しかない。そこで治療代をなんとか続けられる程度にしたいと相談。先生もわかって下さって、減薬や効果のありそうな治療をいくつか提案してくださっていた。私もチャレンジしようと、ひとつづつ試していっていた。

そんなある日、ふとセカンドオピニオンをしてみようかと思いついた。皮膚専門病院を検索した時に、ヒットしていた、もうひとつの専門病院(B病院とする)。同じ県なのだが、A病院と移動距離は変わらない。

A病院の先生には悪いかなと思いつつ、人だってセカンドオピニオンは普通のことだしねと思い直す。診察室に入ることのないぱぱどのも、一度そうしてみようよ。と背中をおしてくれる。メールで予約をとった。A病院には次の予約はまだ先だったので言わなかった。B病院には、予約時に経緯と現在の状況、セカンドオピニオンを希望すると、はっきり記入した。

当日、初めての病院。10時半の予約。丁寧に説明してくださる。そしてセカンドオピニオンと伝えたにもかかわらず、後の予約を一切入れず、熱く皮膚病に語ってくださった。A病院の治療を放り出すつもりはなかったので、話を聞くだけと思っていたが、時間が経つにつれこの先生に任せてみようかという気持ちが湧いてきている。そうして12時を回ろうかという時間になるころ、『先生お願い致します。』と言っていた私がいた。セカンドオピニオンが始まって1時間半が経過。病院もお昼休憩に入る時間だ。午前の最後の診察時間帯。こちらで皮膚治療をお願いすることになり、先生が聴診器を当てたところ、『あ。この子心臓悪いですよ。明日かかりつけにかかって下さい。』とおっしゃったのだ。

僧帽弁閉鎖不全症という病気

問診時に記入していた近所のかかりつけの病院。以前に皮膚の根治療法をお断りしていた病院だ。どうやらそちらの先生とは知り合いのよう。僕の名前出していいですから。と言っていただいた。

早速翌日受診。受付で経緯を説明。

担当していただいたのは、院長先生ではなく別の先生だった。(言うこときかなかったからそうなるか)若い女の先生。説明が分かりやすくて穏やかな先生だ。検査代がこれだけかかります、と言われたが、『必要なことはすべてお願いします』とお伝えした。毎回高額な支払いをしてきて免疫が備わっていたせいか、そんなものお安い御用だ。そして、結果によっては薬代もかかりますともおっしゃっていた。

検査の日が三日後。レントゲンとエコーをするそう。10時に預けて、夕方一番に迎えにいった。

結果。『僧帽弁閉鎖不全症』であった。

なんとなくきいたことがある。けど、まさかこの元気な子が。

先生が患者に説明するトレーには、薬も用意されている。相当悪いのか...

検査結果とパンフレットで説明が始まった。この病気は進行具合でステージが分かれているらしい。そのステージによって治療が異なるので、まずがは診断することが重要。その検査がエコーとレントゲンだったようだ。

おねえのステージは『B2』 ランクを1~5とすると、真ん中の3。血液の逆流があり、心臓がかなり大きくなっているそう。早期に発見して薬を飲んでいくと、寿命を伸ばせられると説明を受ける。

『えっ、寿命?? 33カ月??』

突然寿命の話をされて、何かすんなり入ってこない。先生も『思ったより悪かったです。』とおっしゃるが、幸いそれ以上主を脅すようなことは一切言わなかった。とにかく薬をのんでいただく、そして定期的に検査で症状を診て行くことが重要です。ということだった。(ように思う。)

ショックは受けたものの、元気なわが子が帰ってきて、一安心。走らせるのがダメだったのかな。と反省しながら帰路につく。心臓病、ずっと薬が必要なんだな...とまだ深く考えもせず、帰宅した。

僧帽弁閉鎖不全(そうぼうべんへいさふぜん、: mitral insufficiency, MI)または僧帽弁逆流症(そうぼうべんぎゃくりゅうしょう、: mitral regurgitation, MR)とは、僧帽弁の弁閉鎖機能の障害(僧帽弁の硬化、短縮など)により弁が完全に閉じなくなり、左心室収縮期に血液が左心室から左心房に逆流する疾患。僧帽弁領域において全収縮期逆流性雑音が発生する。軽度では臨床的な症状を示さないが、進行すると運動時の易疲労性を示す。重度では肺の鬱血水腫が認められる。

Wikipedia

初期症状があった

思えばこれが初期症状?

帰宅すればいつもの日常が始まる。3日前に始まった、皮膚治療用のドッグフード。そして皮膚の薬。さらに心臓病の薬。湿疹もたくさんでているので、処方されたシャンプーをつかってしっかり洗う作業もある。薬は食べるように問題なく服用できていた子だが、最近わかるようになったみたい。今回の新しい薬にも気づいてしまって、ごはんですら食べなくなってしまった。どんなごはんでも、がつがつ食べていた子が...。朝晩の薬を服用させることがわがやの最大ミッションになって、なかなかに慌ただしい。

帰宅したぱぱどのに報告。おねえ命のぱぱ。聞いていられないらしく結果は最小限にだって。2人でこれまでのおねえの行動を振り返ってみた。半年ほど前からか、お散歩のときに停まって顔を見上げることがあった。おねえにだけ(笑)あまあまなぱぱどのは抱っこで散歩していた。それを聞いて私も、抱っこしようか?と素振りをみせても、一度も乗ってきたことはない。喜んで抱っこされてもすぐに飛び降りるじっとしていない子だ。とにかくおにいとおねえは走るのが大好きで、特にこの数年、リードフリーで散歩できる場所までわざわざ行って、たっぷり走らせていた。私は、その時の嬉しそうな二匹の顔を見るのが仕事だというくらいに、思っていた。新陳代謝がよくなるように、運動と水は大切と習ったこともあり、走らせることは皮膚にとっても良い事だと、信じて疑わなかったのだ。しかし抱っことせがむのはきっと心臓病の症状だったのだろう。

三日三晩

B2でも、もうひと段階悪いCに限りなく近いのでは?という疑問がふと沸いてくる。

おねえ、からだしんどかったんだね。
ままがむりさせていたんだね。
もしかしてままの喜ぶ顔をみてがんばっていてくれたの?

手が空いた時間に落ち着いてパンフレットを見返し、携帯でぐぐって病気をしらべるうちに、大変な病気だということが今更ながらであるが、わかってきた。(小型犬に好発する。愛犬家の方ならよくご存じなのであろうが、本当に勉強不足だった)

おねえの病状は、心不全の兆候がでる一歩手前。エコーでは、新鮮な血液に交換されているのは73パーセントだという説明だった。それって…普通にしていても苦しいのでは...??

小さなからだで、心臓が大きくなるまでがんばっていたなんて...

私が無理をさせてがんばらせてしまっていたんだ...

こみあげてくる愛しさと同時に
涙もこみあげてくる

検査で疲れてぐっすりねむっている子をみて

さらに涙がとまらない

気付いてあげられなくてごめんね
ままちゃんとみていなくてごめんね
病院つれていかなくてごめんね

おにいが10歳だから元気なうちに北海道いかなきゃとキャンピングカー買ったけど、おねえの方がもしかして行けなくなるかもしれないんだ...順番じゃないんだよね。大変な思い込みをしていたよ。だから気付けなかったんじゃない...

三晩連続で泣いた

ショックと疲労で、気分が落ち込む。泣いてむくんで異常にだるい。

長生きするものだと思っていたら急に寿命を突き付けられ、わがやの小さな巨人が急にはかなく弱々しく見えて、まだまだ自分には関係ないと思っていた 『愛犬の死』 に突如、向き合うこととなった。


これから何を学ぶか

おねえとのかかわりを振り返った。

おねえは、ぱぱがとてもとてもかわいがっている紅一点の子。ついつい甘やかしてしまっている。おやつをあげてしまってモリモリ太り気味。そして、もともと元気で興奮しやすい子である。ぱぱが甘やかす役なので、わたしは常に怒り役だったように思う。かといって3匹においては同等に、それはそれはかわいい子達。ぱぱどのもそうだろう。

私、この子を理解しようとしていたのだろうか。
大事にしていたのかな。


大事に育てて、いつもこの子達の幸せを願っているのに、そんな思いにふとかられる。景色がいちどに変わってしまったようだ。

昨年おにいにした歯科治療の歯石取り。おねえも一緒にと思ったが、数万円かかるため、来年にしようと延ばした。そしてさらにそれが昨年のことかと思っていたら、それがもう一昨年だったと気づく。ちゃんと昨年歯石取りで病院にかかっていたら、心雑音も発見できて早期発見できたのかも。いや、そもそもこの病気になっていないかもしれない...

全然この子達の管理、できていない母。

後悔ばかりだ。

ここからは少しスピ寄りになります。
スピリチュアル系が苦手な方はスルーしてくださいませ。

泣いてばかりはいられない。
どんな事象にもギフトがあるはず。物事にはいい面、悪い面の両方がある。この数年は、過去の嫌な記憶も出来事にも、ギフト探しにこだわって向き合ってきた。久しぶりにどかー-んと不安で悲しい気持ちになった。飼い主の責任とか、母が悪いとか、もし思われた方も、一旦置いて聞いていただけたらと思います。

全てが自分発信の波動。
神様はなにに向き合わせたかったのだろうか。

自分と向き合ってみる...

2番目に迎えた子なので適当なところがあったのかな
犬に癒しを求めすぎていなかったかな
かかりつけの先生との関わりで(私の)考えが偏っていなかったかな
(素人の私が)治療法にこだわりすぎていなかったかな
自分でなんとかしようとしていなかったかな
病院とうまく付き合えていなかったかな
治療代への不安、恐れを手放せていなかったかな

そこから、逆によかったかもしれない部分に焦点をあてていく...

まだ9さい。ここで発見できてよかった
さらに愛おしさがこみあげてきた
いま元気な姿にさらに感謝が湧いてきた
まんねりになりがちだったお世話も有難く感じるようになった
日々の幸せをあらためて感じることができた
シニア期の付き合い方、過ごし方にシフトすることができた
考えすぎて遠回りしていた自分に気が付けた
もっと楽になるように手放したいことが見えてきた

などなど。
自己対話、こんな感じ

ここまで進行するまで気付けなかった。一般的にそれは間違い!ってことやっていたかもしれない。でも遠回りしたけれど、自分精一杯やったよ、いいんだよって、まいはーとにも言ってあげたい。罪悪感も後悔も手放そう。

診断されたショックと落ち込みから
もうしばらくかかりそうだけどさ
抜け出せそうだよ

落ち込んでばかりいないで、明るい未来を先取りするんだ。現実は未来からやってくるはず。

  • クスリが効いて悪化しない
  • 思ったほど悪くない 
  • 不思議なほど若々しい
  • シニアになっても元気でいる
  • 家族全員で旅をしている
  • そもそも心臓病で寿命はこないかもしれない
  • 寿命を全うするその日まで穏やかでいる
  • みんな笑っている☺


大丈夫。と自分に言い聞かせる✊


さぁ、落ち込むのはここまでとする。
この波動が帰ってきますように

明日、いや『いま』から笑っていよう!

診断から2週間たちました

明るく過ごして食事もほめちぎって
ごはんを嫌がったり薬をのまなかったり
ということもおねえは克服しつつがんばってくれています

やはり飼い主のメンタルもわんこには影響するのでしょうか

診断された時の自分の気持ちと重なって元気なく見えたおねえも
今じゃ??...元気はつらつすぎ!!(笑)

走らせること
興奮させること

この2点だけはやめました

やれることは精いっぱいやって
あとは日々穏やかにすごすのみです

見つけていただいた先生
かかりつけの先生
しばらく通った皮膚科の先生

それをはじめとするすべての方々に感謝しながら

今後の犬生も大切に生きて行こうと思いました☺

最後におねえの病院に付き合うみろきちをどうぞ(笑)

出発から帰宅までここ(笑)

皮膚治療や心臓病治療も、ちょこちょこ報告したいと思います☆

ここまでお読みいただきありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

それでは、またね♪

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この記事を書いた人

人生初猫となるみろの飼い主
アラフィフとなるまで
猫との接点はない人生だったが
一緒に暮らすようになって
猫の素晴らしさを知り人生がより豊かになる
『いまこの瞬間』を生きるお猫様を尊敬し
感謝する日々

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